ワインのはなし

プーリアの特産物③「小麦」
小麦大国、プーリア プーリアはイタリアの中でも有数の小麦栽培地です。どのスーパーマーケットに行ってもパスタの品ぞろえは豊富。この写真は、プーリアのロコロトンド(隣町は三角屋根のトゥルッリが世界遺産にもなっているアルベロベッロがあります)という町中のスーパーなんですが、通路全面がパスタだらけ!さらに、この写真の隣の通路にも、別ブランドのパスタでぎっしり🍝2022年5月のイタリア訪問時に食べたパスタの中で興味深かったのが、この2皿。1.プリミティーヴォ(ワイン)を練り込んだ冷製クリームソースパスタ!(パスタがピンクで人参の千切りサラダのようでした😄)2.タラッリソースのペペロンチーノ(タラッリというリング状スナックを砕いてソースにするという、斬新なパスタ😂鰹節をかけたウドンにしか見えないのは気のせいでしょうか🥢)パスタって最高ですね!
プーリアの特産物③「小麦」
小麦大国、プーリア プーリアはイタリアの中でも有数の小麦栽培地です。どのスーパーマーケットに行ってもパスタの品ぞろえは豊富。この写真は、プーリアのロコロトンド(隣町は三角屋根のトゥルッリが世界遺産にもなっているアルベロベッロがあります)という町中のスーパーなんですが、通路全面がパスタだらけ!さらに、この写真の隣の通路にも、別ブランドのパスタでぎっしり🍝2022年5月のイタリア訪問時に食べたパスタの中で興味深かったのが、この2皿。1.プリミティーヴォ(ワイン)を練り込んだ冷製クリームソースパスタ!(パスタがピンクで人参の千切りサラダのようでした😄)2.タラッリソースのペペロンチーノ(タラッリというリング状スナックを砕いてソースにするという、斬新なパスタ😂鰹節をかけたウドンにしか見えないのは気のせいでしょうか🥢)パスタって最高ですね!

プーリアの特産物②「イチジク」
プーリアの恵み、イチジク こちらの写真、プーリアの特産物の一つでもある、「イチジク」です!イタリア語でフィーキ(Fichi)!日本でも5月過ぎからスーパーに並ぶ果物ですよね。プーリアでは道端でイチジクの木を良く見かけ、風の強い日には、イチジクの実が(重いので)”ボトッ”と音を立てて道に落ちていました🌬😂生でそのまま食べるだけでなく、もちろん、乾燥させてドライフルーツとしても食されます。イチジクって、漢字で「無花果」ですが、花が咲かないわけではなく、花が実の中(皮の内側)に隠れて咲くようです(花びらはなく、食べるとプチプチする部分が”花”とのこと)🌳
プーリアの特産物②「イチジク」
プーリアの恵み、イチジク こちらの写真、プーリアの特産物の一つでもある、「イチジク」です!イタリア語でフィーキ(Fichi)!日本でも5月過ぎからスーパーに並ぶ果物ですよね。プーリアでは道端でイチジクの木を良く見かけ、風の強い日には、イチジクの実が(重いので)”ボトッ”と音を立てて道に落ちていました🌬😂生でそのまま食べるだけでなく、もちろん、乾燥させてドライフルーツとしても食されます。イチジクって、漢字で「無花果」ですが、花が咲かないわけではなく、花が実の中(皮の内側)に隠れて咲くようです(花びらはなく、食べるとプチプチする部分が”花”とのこと)🌳

プーリアの特産物①「トゲ(棘)付きナシ(梨・pear)とトゲなしナシ」
プーリアにある2種類のナシ(Pear)? プーリアで育つ&食べられる「Pear(梨)」というと、”トゲ(棘)なし”と”トゲあり”の2つがあるんです🍐トゲなしは、いわゆる普通の西洋ナシ。Tenuta Patruno Perniolaのヴィンヤード脇でもすくすくと育っています。 そして、トゲありはと言うと…英語でprickly pear(トゲあり梨)と呼ばれている、なんと、サボテン(ウチワサボテン)の一種なんです!サボテンの表面からポッコリ出ている、赤っぽい部分が可食部です🌵夏が旬。熟した果実の食べ方は、皮をむいてそのまま食べる、ジュースやスムージーにするなどなど。ちなみに、実にもトゲがしっかりついているので、取るときは要注意ですね…💦
プーリアの特産物①「トゲ(棘)付きナシ(梨・pear)とトゲなしナシ」
プーリアにある2種類のナシ(Pear)? プーリアで育つ&食べられる「Pear(梨)」というと、”トゲ(棘)なし”と”トゲあり”の2つがあるんです🍐トゲなしは、いわゆる普通の西洋ナシ。Tenuta Patruno Perniolaのヴィンヤード脇でもすくすくと育っています。 そして、トゲありはと言うと…英語でprickly pear(トゲあり梨)と呼ばれている、なんと、サボテン(ウチワサボテン)の一種なんです!サボテンの表面からポッコリ出ている、赤っぽい部分が可食部です🌵夏が旬。熟した果実の食べ方は、皮をむいてそのまま食べる、ジュースやスムージーにするなどなど。ちなみに、実にもトゲがしっかりついているので、取るときは要注意ですね…💦

素晴らしいプリミティーヴォの造り手
ジョイア・デル・コッレの上質プリミティーヴォ Tenuta Patruno Perniola (テヌータ・パトルーノ・ペルニオラ)は、プーリア州の中央部に位置するジョイア・デル・コッレにあります。 この地域は周辺より少し標高が高く風通しと日当たりも良いため、酸味が整った上質のプリミティーヴォ種のブドウ・ワインが生産されています。※コッレ colleはイタリア語で「丘」の意味があります。ゲートの奥に見える白い建物がオーナーのハウス兼ワイナリーです。 1821年に創業、家族経営の小規模ワイナリーですが、その敷地の広いこと…ゲートから家までの距離が想像以上に長かったです。 育つブドウは、全てオーガニック栽培 Tenuta Patruno Perniola (テヌータ・パトルーノ・ペルニオラ)のヴィンヤードで育つブドウは、全てオーガニック栽培🍀 ブドウ畑は主にワイナリー周辺にあります。ワイナリー周辺の畑の土壌は、黄土色で小石が多い土壌です。 それに対して、ワイナリー渾身のラベル「1821 Riserva(プリミティーヴォ種100%)」に使用されるブドウは、少し離れた特別な区画にあります。1821 Riservaの畑の土壌には石も含まれますが、それ以上に土が赤茶色であることが目立ちます。これは、鉄分が多く含まれる証拠。 1821 Riservaに使用されるブドウは、この赤土の畑で平均樹齢50年以上の古木から採れるブドウです。1本の木から採れるブドウの量は少ないですが、その分、凝縮した味わい、そして長期熟成に耐え得るブドウが育ちます。同じプリミティーヴォ種のブドウの木でも、土壌や仕立て方や樹齢で味わいも変わるのが面白いところですね。どちらの畑も、仕上がるワインはミネラル感のある素晴らしい味わいとなります。
素晴らしいプリミティーヴォの造り手
ジョイア・デル・コッレの上質プリミティーヴォ Tenuta Patruno Perniola (テヌータ・パトルーノ・ペルニオラ)は、プーリア州の中央部に位置するジョイア・デル・コッレにあります。 この地域は周辺より少し標高が高く風通しと日当たりも良いため、酸味が整った上質のプリミティーヴォ種のブドウ・ワインが生産されています。※コッレ colleはイタリア語で「丘」の意味があります。ゲートの奥に見える白い建物がオーナーのハウス兼ワイナリーです。 1821年に創業、家族経営の小規模ワイナリーですが、その敷地の広いこと…ゲートから家までの距離が想像以上に長かったです。 育つブドウは、全てオーガニック栽培 Tenuta Patruno Perniola (テヌータ・パトルーノ・ペルニオラ)のヴィンヤードで育つブドウは、全てオーガニック栽培🍀 ブドウ畑は主にワイナリー周辺にあります。ワイナリー周辺の畑の土壌は、黄土色で小石が多い土壌です。 それに対して、ワイナリー渾身のラベル「1821 Riserva(プリミティーヴォ種100%)」に使用されるブドウは、少し離れた特別な区画にあります。1821 Riservaの畑の土壌には石も含まれますが、それ以上に土が赤茶色であることが目立ちます。これは、鉄分が多く含まれる証拠。 1821 Riservaに使用されるブドウは、この赤土の畑で平均樹齢50年以上の古木から採れるブドウです。1本の木から採れるブドウの量は少ないですが、その分、凝縮した味わい、そして長期熟成に耐え得るブドウが育ちます。同じプリミティーヴォ種のブドウの木でも、土壌や仕立て方や樹齢で味わいも変わるのが面白いところですね。どちらの畑も、仕上がるワインはミネラル感のある素晴らしい味わいとなります。

カステル・デル・モンテ(プーリア州にある世界遺産)
プーリア州にある世界遺産 世界遺産登録数が世界一多いイタリア。プーリア州には世界遺産が4つありますが、その中の1つが、カステル・デル・モンテ。13世紀にローマ皇帝フリードリヒ2世(フェデリーコ2世)によって建築され、白の至る所に「八角形」や「8」を取り入れた珍しい設計で有名です🏰カステル・デル・モンテは、プーリア州のちょうど真ん中あたり、アルタ・ムルジャ国立公園の中にあります。太陽のイメージが強いプーリアですが、この周辺は標高も高く(といっても540m程度ですが)、雪も降ります⛄私たちが訪問した5月初旬でも、南のサレント半島とは違い、高原に来たようなヒンヤリと清々しい空気でした。 なぜ「8」なの? カステル・デル・モンテの中央にある建物自体そして中庭の構造も八角形、八角形の角にあたる部分に付いている8つの塔も八角形。さらに、城の中の装飾も8本の四葉のクローバーや8枚の葉っぱ…というように、「8」が象徴的に取り入れられています。 なぜ「8」なのか?は謎に包まれているようです。キリスト教ではキリストが復活する重要な日が「8」日目、また、建設を命じたフェデリコ2世はイスラム文化への造詣も深くイスラム教君主たちとも交流があったようですが、イスラムで天国を表すとされる吉数が「8」。至る所に「8」があるので、何等かの意図があったように思えますよね。 フェデリコ2世については、「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」(塩野七生・著)に詳しく書かれており、この本の中にもカステル・デル・モンテが登場します!📚 今年(2022年)の5月16日には、イタリアを代表するブランドでもあるグッチの最新コレクションがカステル・デル・モンテで開催され、プーリアではちょっと話題のスポットでした👠✨(GucchiのInstagramにコレクションの動画がアップされていて、城の中の様子もよくわかります!) 城自体の観光は数時間あれば十分ですが、周辺の素晴らしい環境も含め一見の価値ありです!
カステル・デル・モンテ(プーリア州にある世界遺産)
プーリア州にある世界遺産 世界遺産登録数が世界一多いイタリア。プーリア州には世界遺産が4つありますが、その中の1つが、カステル・デル・モンテ。13世紀にローマ皇帝フリードリヒ2世(フェデリーコ2世)によって建築され、白の至る所に「八角形」や「8」を取り入れた珍しい設計で有名です🏰カステル・デル・モンテは、プーリア州のちょうど真ん中あたり、アルタ・ムルジャ国立公園の中にあります。太陽のイメージが強いプーリアですが、この周辺は標高も高く(といっても540m程度ですが)、雪も降ります⛄私たちが訪問した5月初旬でも、南のサレント半島とは違い、高原に来たようなヒンヤリと清々しい空気でした。 なぜ「8」なの? カステル・デル・モンテの中央にある建物自体そして中庭の構造も八角形、八角形の角にあたる部分に付いている8つの塔も八角形。さらに、城の中の装飾も8本の四葉のクローバーや8枚の葉っぱ…というように、「8」が象徴的に取り入れられています。 なぜ「8」なのか?は謎に包まれているようです。キリスト教ではキリストが復活する重要な日が「8」日目、また、建設を命じたフェデリコ2世はイスラム文化への造詣も深くイスラム教君主たちとも交流があったようですが、イスラムで天国を表すとされる吉数が「8」。至る所に「8」があるので、何等かの意図があったように思えますよね。 フェデリコ2世については、「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」(塩野七生・著)に詳しく書かれており、この本の中にもカステル・デル・モンテが登場します!📚 今年(2022年)の5月16日には、イタリアを代表するブランドでもあるグッチの最新コレクションがカステル・デル・モンテで開催され、プーリアではちょっと話題のスポットでした👠✨(GucchiのInstagramにコレクションの動画がアップされていて、城の中の様子もよくわかります!) 城自体の観光は数時間あれば十分ですが、周辺の素晴らしい環境も含め一見の価値ありです!

プーリアのオリーブの木に起きていること
イタリア国内でオリーブ生産量1位のプーリア イタリアの中でも随一のオリーブ生産量を誇るプーリア🌳 ピアス病菌(Xylella fastidiosa)という昆虫を媒介に感染するバクテリア一種が、2013年頃からプーリア州南部のオリーブの木に甚大な被害を与えています。 バクテリアを持った昆虫が一たびオリーブの木・葉を噛んだら最後、バクテリアは木の中で増殖を始め、葉の先端部分から次第に枯れ始め、最終的に木は枯死します。 研究者によると、中米から輸入した植物にこのバクテリアが付いており、プーリア州南部に上陸、そして南から北に広まったのでは?とのこと🚢。 南のサレント半島は壊滅的な被害を受けていますが、今はなんとか、プーリア州の半分手前ほどの地点で感染拡大は食い止められているようです。(といっても既にイタリアの他の州やヨーロッパ諸国でも被害が報告されているとのこと。) 有効なバクテリア対策は未だ解明されておらず、感染した木は焼き払うしかないそうです。 100年、古いものでは1,000年以上の樹齢のオリーブの木が、なす術もなく枯死してしまうなんて悲劇でしかありません…😢 ただ、このバクテリアに耐性を持つ種類が幾つかあるようで、枯れたオリーブの近くで新しい苗を植え直している場所もありました。 どうか感染拡大が再開しませんように… ※参考データ:Xylella fastidiosa: il batterio killer degli olivi - Focus.it、 Officials in Puglia Approve New Plan to...
プーリアのオリーブの木に起きていること
イタリア国内でオリーブ生産量1位のプーリア イタリアの中でも随一のオリーブ生産量を誇るプーリア🌳 ピアス病菌(Xylella fastidiosa)という昆虫を媒介に感染するバクテリア一種が、2013年頃からプーリア州南部のオリーブの木に甚大な被害を与えています。 バクテリアを持った昆虫が一たびオリーブの木・葉を噛んだら最後、バクテリアは木の中で増殖を始め、葉の先端部分から次第に枯れ始め、最終的に木は枯死します。 研究者によると、中米から輸入した植物にこのバクテリアが付いており、プーリア州南部に上陸、そして南から北に広まったのでは?とのこと🚢。 南のサレント半島は壊滅的な被害を受けていますが、今はなんとか、プーリア州の半分手前ほどの地点で感染拡大は食い止められているようです。(といっても既にイタリアの他の州やヨーロッパ諸国でも被害が報告されているとのこと。) 有効なバクテリア対策は未だ解明されておらず、感染した木は焼き払うしかないそうです。 100年、古いものでは1,000年以上の樹齢のオリーブの木が、なす術もなく枯死してしまうなんて悲劇でしかありません…😢 ただ、このバクテリアに耐性を持つ種類が幾つかあるようで、枯れたオリーブの近くで新しい苗を植え直している場所もありました。 どうか感染拡大が再開しませんように… ※参考データ:Xylella fastidiosa: il batterio killer degli olivi - Focus.it、 Officials in Puglia Approve New Plan to...