ワインのはなし
プリミティーヴォにかける情熱
マンドゥーリアにあるワイナリー、Antico Palmento(アンティコ・パルメント)。 オーナーはエノロジストでもあるBruno Garofano(ブルーノ・ガロファノ)ですが、彼らもまた家族で支え合いながら素晴らしいワインを造り出している小規模ワイナリーの1つです👨👩👧👦
プリミティーヴォにかける情熱
マンドゥーリアにあるワイナリー、Antico Palmento(アンティコ・パルメント)。 オーナーはエノロジストでもあるBruno Garofano(ブルーノ・ガロファノ)ですが、彼らもまた家族で支え合いながら素晴らしいワインを造り出している小規模ワイナリーの1つです👨👩👧👦
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアって?
プリミティーヴォ種のワインで有名な「マンドゥーリア」 Manduria(マンドゥーリア)があるのは、プーリア州のサレント半島。 プーリアを代表するブドウ品種の一つ、プリミティーヴォのブドウ&ワイン生産地として世界的に有名なエリアです。 そのマンドゥーリアの中心部に、1998年に小さな家族経営ワイナリーとして誕生したのがAntico Palmento(アンティコ・パルメント)。 オーナーのBruno Garofano(ブルーノ・ガロファノ)の故郷はカンパーニア州。 地元カンパーニアでブドウ栽培とワイン醸造を学んだ後、ワイン関連の企業で働きながら、ワイン醸造のコンサルティングのキャリアをスタートさせました。 プーリア州に移り住んだのは1970年代前半、ここで、彼は運命のブドウ「プリミティーヴォ」と出会います! その後、長らくプーリア州内の様々なワイナリーでワイン醸造家としてコンサルティングを行っていた彼が、自ら最高のプリミティーヴォワインを造るべく選んだ土地がマンドゥーリア。 ワイナリーの建物は、1910年代前半に造られた「パルメント(※ワインの発酵槽を備えた構造物)」を改造し、1998年からボトリングを開始したのです🍷 「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」って? ところでみなさん、「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」って、ワインショップやワインラベルに書いてあるの、見たことあるでしょうか? 「マンドゥーリア」自体は、プーリア州ターラント県にある人口約3万人の自治体(コムーネ)の名前です(ワイナリーがあるのも、このマンドゥーリアの街中)。 ところが、「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」は地域名ではなく、ワインの原産地呼称。 マンドゥーリアを含む地域で採れたブドウを使用し、定められた条件を満たしたワインが、ボトルに「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア DOC(Denominazione di Origine Controllata)」と記載できます。 「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」に使用されるワインは、そう、名前の通りプリミティーヴォ! ですが、DOCを名乗るにはプリミティーヴォを最低85%使用すればOK。 残る15%は、定められたブドウ品種であれば使用可能です! もちろん、アンティコ・パルメントのワイナリーでは、赤&ロゼに使用するブドウは、100%プリミティーヴォです! アンティコ・パルメントのワインはこちらから!
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアって?
プリミティーヴォ種のワインで有名な「マンドゥーリア」 Manduria(マンドゥーリア)があるのは、プーリア州のサレント半島。 プーリアを代表するブドウ品種の一つ、プリミティーヴォのブドウ&ワイン生産地として世界的に有名なエリアです。 そのマンドゥーリアの中心部に、1998年に小さな家族経営ワイナリーとして誕生したのがAntico Palmento(アンティコ・パルメント)。 オーナーのBruno Garofano(ブルーノ・ガロファノ)の故郷はカンパーニア州。 地元カンパーニアでブドウ栽培とワイン醸造を学んだ後、ワイン関連の企業で働きながら、ワイン醸造のコンサルティングのキャリアをスタートさせました。 プーリア州に移り住んだのは1970年代前半、ここで、彼は運命のブドウ「プリミティーヴォ」と出会います! その後、長らくプーリア州内の様々なワイナリーでワイン醸造家としてコンサルティングを行っていた彼が、自ら最高のプリミティーヴォワインを造るべく選んだ土地がマンドゥーリア。 ワイナリーの建物は、1910年代前半に造られた「パルメント(※ワインの発酵槽を備えた構造物)」を改造し、1998年からボトリングを開始したのです🍷 「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」って? ところでみなさん、「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」って、ワインショップやワインラベルに書いてあるの、見たことあるでしょうか? 「マンドゥーリア」自体は、プーリア州ターラント県にある人口約3万人の自治体(コムーネ)の名前です(ワイナリーがあるのも、このマンドゥーリアの街中)。 ところが、「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」は地域名ではなく、ワインの原産地呼称。 マンドゥーリアを含む地域で採れたブドウを使用し、定められた条件を満たしたワインが、ボトルに「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア DOC(Denominazione di Origine Controllata)」と記載できます。 「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」に使用されるワインは、そう、名前の通りプリミティーヴォ! ですが、DOCを名乗るにはプリミティーヴォを最低85%使用すればOK。 残る15%は、定められたブドウ品種であれば使用可能です! もちろん、アンティコ・パルメントのワイナリーでは、赤&ロゼに使用するブドウは、100%プリミティーヴォです! アンティコ・パルメントのワインはこちらから!
プーリア州で栽培されるブドウたち - 生食用とワイン用ブドウ -
生食用とワイン用ブドウ ブドウは大きく分けて、そのまま食べて美味しい生食用ブドウとワインを造るのに向いているワイン用ブドウとに大分されます。 皆さんが日本のスーパーでよく見かけるシャイン・マスカットは生食用(英語だとTable grapes)、甲州や マスカット・ベーリーAなどワインボトルに品種名として記載されているブドウはワイン用のブドウです。ちなみに、こちらも日本のスーパーでよく見かけるブドウの一つですが、「巨峰(きょほう)」はそのまま食べても美味しく、またワインにもなる珍しい品種です🍇 皆さん、ワイン用のブドウ、食べられるのか?食べて美味しいのか?、気になりませんか? 実は、完熟したワイン用ブドウは生食用と同じくらいとっても甘くて美味しいんです!生食用とワイン用ブドウを比較すると、近年は品種改良が重ねられていることもあり、次のような違いがあります(主な特徴の違いなので、品種によって差があります)。 ●生食用…そのまま食べて美味しい!と感じるように、ブドウ1粒のサイズが大きく「果肉」が占める割合が大きい。皮は薄め、種は小さいまたは無い場合も多く、酸味が比較的控えめ。●ワイン用…ワイン造りに重要なタンニンと酸味備えており、ブドウ1粒のサイズは比較的小粒、果皮は厚め、種も生食用よりは大きい。 プーリア州のブドウたち プーリア州に限らず、イタリアの生食用ブドウは日本のスーパーで見かけませんが(チリ産のブドウはスーパーでも見かけますが)、現地では、日本と同じようにワイン用だけでなく生食用ブドウもたくさん栽培されていて、スーパーでも生食用ブドウは良く見かけます。 このページ上部にある写真のブドウ(黒ブドウ)は、「Summer Royal(サマー・ロイヤル)」という、なんとも素敵な名前の生食用ブドウです。大きいですよね!そして、しっかり熟したブドウはとっても甘くて美味しい!夏〜秋にプーリアへ旅行の際には、ワインだけでなく、スーパーや果物屋でぜひ買ってみてくださいね♬
プーリア州で栽培されるブドウたち - 生食用とワイン用ブドウ -
生食用とワイン用ブドウ ブドウは大きく分けて、そのまま食べて美味しい生食用ブドウとワインを造るのに向いているワイン用ブドウとに大分されます。 皆さんが日本のスーパーでよく見かけるシャイン・マスカットは生食用(英語だとTable grapes)、甲州や マスカット・ベーリーAなどワインボトルに品種名として記載されているブドウはワイン用のブドウです。ちなみに、こちらも日本のスーパーでよく見かけるブドウの一つですが、「巨峰(きょほう)」はそのまま食べても美味しく、またワインにもなる珍しい品種です🍇 皆さん、ワイン用のブドウ、食べられるのか?食べて美味しいのか?、気になりませんか? 実は、完熟したワイン用ブドウは生食用と同じくらいとっても甘くて美味しいんです!生食用とワイン用ブドウを比較すると、近年は品種改良が重ねられていることもあり、次のような違いがあります(主な特徴の違いなので、品種によって差があります)。 ●生食用…そのまま食べて美味しい!と感じるように、ブドウ1粒のサイズが大きく「果肉」が占める割合が大きい。皮は薄め、種は小さいまたは無い場合も多く、酸味が比較的控えめ。●ワイン用…ワイン造りに重要なタンニンと酸味備えており、ブドウ1粒のサイズは比較的小粒、果皮は厚め、種も生食用よりは大きい。 プーリア州のブドウたち プーリア州に限らず、イタリアの生食用ブドウは日本のスーパーで見かけませんが(チリ産のブドウはスーパーでも見かけますが)、現地では、日本と同じようにワイン用だけでなく生食用ブドウもたくさん栽培されていて、スーパーでも生食用ブドウは良く見かけます。 このページ上部にある写真のブドウ(黒ブドウ)は、「Summer Royal(サマー・ロイヤル)」という、なんとも素敵な名前の生食用ブドウです。大きいですよね!そして、しっかり熟したブドウはとっても甘くて美味しい!夏〜秋にプーリアへ旅行の際には、ワインだけでなく、スーパーや果物屋でぜひ買ってみてくださいね♬
プーリアでネグロアマーロのテイスティングイベントに参加
2023年9月にプーリア生産者巡りに出かける前にモノーポリで行われたAISプーリア(イタリアソムリエ協会プーリア支部)主催のネグロアマーロ・テイスティングイベントに参加してきました。 AISプーリアでは毎回テーマを決めてワインの試飲会を開催しており、たまたま滞在時にネグロアマーロ種の試飲会が開かれる事を現地在住のソムリエの方から聞き参加して来ました。 ネグロアマーロ種だけで、スパークリング2種から始まり、白ワイン2種、ロゼワイン2種、赤ワイン6種、途中リゾットが出て、デザートと一緒にパッシートの甘口ワインと、ネグロアマーロだけで13種類ものワインが紹介されました。 ネグロアマーロという品種の可能性が注目されているからこそ、このような単一品種に絞ったイベントが実施されるとのこと。この品種から造られる様々なワイナリーのワインを飲むことで品種が持つ可能性を改めて感じさせられました。 ワインリストの中の白ワインの一つとして、テッレでも扱っているDuca Carlo Guarini(ドゥーカ・カルロ・グアリーニ)の900ネグロアマーロ・ビアンコが紹介されました。他のワインと比べて飲んでも、フレッシュさや果実やスパイスなど香りの複雑性と余韻の長さが際立っていて素晴らしいワインであることを再認識しました。でも、他のワインも素晴らしいワインを取り揃えていたので、美味しいワインばかりでした。 単一品種で、これほど多くの種類と数を飲むことは滅多にないので、なかなか楽しいイベントでした。午後9時開始で、終ったのは夜中12時。そして、郊外にあるきれいなリゾートホテルで実施しているため、参加者はほとんど車で来ているという。イタリアではワイン少し飲んだくらいでは、普通に運転して帰るので、日本では考えられないですね。 ネグロアマーロこれから注目の品種です! >ネグロアマーロの特徴はこちら >ネグロアマーロ特集はこちら >900ネグロアマーロ・ビアンコはこちら
プーリアでネグロアマーロのテイスティングイベントに参加
2023年9月にプーリア生産者巡りに出かける前にモノーポリで行われたAISプーリア(イタリアソムリエ協会プーリア支部)主催のネグロアマーロ・テイスティングイベントに参加してきました。 AISプーリアでは毎回テーマを決めてワインの試飲会を開催しており、たまたま滞在時にネグロアマーロ種の試飲会が開かれる事を現地在住のソムリエの方から聞き参加して来ました。 ネグロアマーロ種だけで、スパークリング2種から始まり、白ワイン2種、ロゼワイン2種、赤ワイン6種、途中リゾットが出て、デザートと一緒にパッシートの甘口ワインと、ネグロアマーロだけで13種類ものワインが紹介されました。 ネグロアマーロという品種の可能性が注目されているからこそ、このような単一品種に絞ったイベントが実施されるとのこと。この品種から造られる様々なワイナリーのワインを飲むことで品種が持つ可能性を改めて感じさせられました。 ワインリストの中の白ワインの一つとして、テッレでも扱っているDuca Carlo Guarini(ドゥーカ・カルロ・グアリーニ)の900ネグロアマーロ・ビアンコが紹介されました。他のワインと比べて飲んでも、フレッシュさや果実やスパイスなど香りの複雑性と余韻の長さが際立っていて素晴らしいワインであることを再認識しました。でも、他のワインも素晴らしいワインを取り揃えていたので、美味しいワインばかりでした。 単一品種で、これほど多くの種類と数を飲むことは滅多にないので、なかなか楽しいイベントでした。午後9時開始で、終ったのは夜中12時。そして、郊外にあるきれいなリゾートホテルで実施しているため、参加者はほとんど車で来ているという。イタリアではワイン少し飲んだくらいでは、普通に運転して帰るので、日本では考えられないですね。 ネグロアマーロこれから注目の品種です! >ネグロアマーロの特徴はこちら >ネグロアマーロ特集はこちら >900ネグロアマーロ・ビアンコはこちら
プリミティーヴォの銘醸地 ジョイア・デル・コッレ(Gioia del Colle)
プリミティーヴォの銘醸地 プーリア州の代名詞でもある黒ブドウ品種がPrimitivo(プリミティーヴォ)。 このプリミティーヴォのブドウ栽培&ワインが広まるきっかけとなった地域と言われるのが Gioia del Colle(ジョイア・デル・コッレ)。18世紀の中頃、ベネディクト会の司祭であったFrancesco Filippo Indelicatiという人物が、居住していたジョイア・デル・コッレでプリミティーヴォ種の生産に力を入れたそうです。その後、プーリア州全域にプリミティーヴォが普及していったと考えられています。こだわりのプリミティーヴォの造り手であるパオロのワイナリーは、このプリミティーヴォの銘醸地にあります。歴史をさかのぼると、パオロの先祖が19世紀前半に周辺の土地を農場として私有し始め、ワイン造りもスタートしました。彼のワイナリー兼自宅は、昔の広い農家をリノベーションしているので、以前は農作物を保管・保存したり馬小屋として使用していたスペースを上手く活用しています。 ジョイア・デル・コッレ(Gioia del Colle)で造られるプリミティーヴォの特徴 ジョイア・デル・コッレは標高が約350m、少し小高い土地にあります。この高地という地形は、ブドウが完熟できる十分な太陽光が得られるだけでなく、高台で風が通りやすいため土壌が適度に乾燥することから、ブドウの栽培環境にはとても適しています。さらに、少し標高が高いので朝晩は涼しく(気温が下がり)、ブドウにエレガントな酸味がキープされます。土壌は、鉄分・ミネラルを豊富に含む岩交じりがメインです。 これら全ての要素が複合的に作用し、エレガント、滑らかで豊かなタンニンとアロマ、美しくまとまったボディを持つ、「Primitivo di Gioia del Colle(ジョイア・デル・コッレのプリミティーヴォ)」が誕生します。 パオロのプリミティーヴォは今まで多くの国内外著名ワインコンクールで表彰されていますが、今年も「The WineHunter Award 2023」にて、ワイナリーのフラグシップラベル「1821 リゼルヴァ」がゴール、「マルツァガリア」と「レノス」がロッソという90点以上の高得点ワインから選別される名誉あるアワードを受賞しました!3本も同時に受賞とは、素晴らしい! プーリア州産のプリミティーヴォのワイン、日本にも沢山ありますよね。たまには、ブドウの生産地域にこだわって、ジョイア・デル・コッレのプリミティーヴォ、飲んでみませんか? パオロのプリミティーヴォはこちらから!:Tenuta Patruno Perniola...
プリミティーヴォの銘醸地 ジョイア・デル・コッレ(Gioia del Colle)
プリミティーヴォの銘醸地 プーリア州の代名詞でもある黒ブドウ品種がPrimitivo(プリミティーヴォ)。 このプリミティーヴォのブドウ栽培&ワインが広まるきっかけとなった地域と言われるのが Gioia del Colle(ジョイア・デル・コッレ)。18世紀の中頃、ベネディクト会の司祭であったFrancesco Filippo Indelicatiという人物が、居住していたジョイア・デル・コッレでプリミティーヴォ種の生産に力を入れたそうです。その後、プーリア州全域にプリミティーヴォが普及していったと考えられています。こだわりのプリミティーヴォの造り手であるパオロのワイナリーは、このプリミティーヴォの銘醸地にあります。歴史をさかのぼると、パオロの先祖が19世紀前半に周辺の土地を農場として私有し始め、ワイン造りもスタートしました。彼のワイナリー兼自宅は、昔の広い農家をリノベーションしているので、以前は農作物を保管・保存したり馬小屋として使用していたスペースを上手く活用しています。 ジョイア・デル・コッレ(Gioia del Colle)で造られるプリミティーヴォの特徴 ジョイア・デル・コッレは標高が約350m、少し小高い土地にあります。この高地という地形は、ブドウが完熟できる十分な太陽光が得られるだけでなく、高台で風が通りやすいため土壌が適度に乾燥することから、ブドウの栽培環境にはとても適しています。さらに、少し標高が高いので朝晩は涼しく(気温が下がり)、ブドウにエレガントな酸味がキープされます。土壌は、鉄分・ミネラルを豊富に含む岩交じりがメインです。 これら全ての要素が複合的に作用し、エレガント、滑らかで豊かなタンニンとアロマ、美しくまとまったボディを持つ、「Primitivo di Gioia del Colle(ジョイア・デル・コッレのプリミティーヴォ)」が誕生します。 パオロのプリミティーヴォは今まで多くの国内外著名ワインコンクールで表彰されていますが、今年も「The WineHunter Award 2023」にて、ワイナリーのフラグシップラベル「1821 リゼルヴァ」がゴール、「マルツァガリア」と「レノス」がロッソという90点以上の高得点ワインから選別される名誉あるアワードを受賞しました!3本も同時に受賞とは、素晴らしい! プーリア州産のプリミティーヴォのワイン、日本にも沢山ありますよね。たまには、ブドウの生産地域にこだわって、ジョイア・デル・コッレのプリミティーヴォ、飲んでみませんか? パオロのプリミティーヴォはこちらから!:Tenuta Patruno Perniola...
プーリア州のルミナリエ
プーリア州・スコッラーノのルミナリエ(Festa Santa Domenica) Duca Carlo Guarini(ドゥーカ・カルロ・グアリーニ)のワイナリーがあるのは、プーリア州南部の町、スコッラーノ(Scorrano)。 2023年の7月5日~9日は、スコッラーノの守護聖人である聖女ドメニカ(Santa Domenica)を祝福するお祭りが開催され、町全体が鮮やかなイルミネーションや花火で彩られます。日本では、神戸ルミナリエが有名ですが、このルミナリエというイルミネーションの元祖はイタリアで、中でもプーリア州のスコッラーノはイタリアを代表するルミナリエの一つでもあります。でも、スコッラーノのサンタ・ドメニカ祭、どうしてきらびやかなイルミネーションとともに祝うのでしょうか??? 言い伝えによると、南イタリアでもまだペストが流行していた1600年頃、スコッラーノに住むある老女の夢枕に聖女サンタ・ドミニカが現れ、スコッラーノの人々をペストから救うことを約束したそうです。 そして、もし病気が回復したならば、その家の窓にはランプの明かりを灯してほしいこと、7/6を記念日として祝って欲しいと伝えたとのこと。その後、スコッラーノの町は瞬く間に灯りでいっぱいになり、人々はペストから回復し、サンタ・ドメニカに感謝するため7/6の前後に灯りをともして祝うようになったようです✨※7/6は彼女が処刑され守護聖人となったと伝わる日とのこと。 歴史あるワイナリー「ドゥーカ・カルロ・グアリーニ」 そんなスコッラーノの町で、サンタ・ドメニカの奇跡が起こる1600年よりはるか前、1114年からワインを造る歴史あるワイナリーがドゥーカ・カルロ・グアリーニです。彼らが生み出す最高のプリミティーヴォ・ワインが「Boemondo(ボエモンド)」。 ボエモンドは、初代プーリア公の息子である騎士の名前です。なんと、ワイナリーの祖先は、11世紀にボエモンドと一緒に十字軍遠征で戦っているとのこと!!!容姿端麗で勇敢な騎士「ボエモンド」のようなワインであることから、彼の名前をこのプリミティーヴォに付けたとのこと。なるほど…飲んでみれば、その理由も納得。ブドウ本来の力強さがありながら、可憐で素晴らしい余韻が長く続く、まさに、騎士の名を冠するに相応しいプリミティーヴォです! Boemondo(ボエモンド)について詳しくはこちら
プーリア州のルミナリエ
プーリア州・スコッラーノのルミナリエ(Festa Santa Domenica) Duca Carlo Guarini(ドゥーカ・カルロ・グアリーニ)のワイナリーがあるのは、プーリア州南部の町、スコッラーノ(Scorrano)。 2023年の7月5日~9日は、スコッラーノの守護聖人である聖女ドメニカ(Santa Domenica)を祝福するお祭りが開催され、町全体が鮮やかなイルミネーションや花火で彩られます。日本では、神戸ルミナリエが有名ですが、このルミナリエというイルミネーションの元祖はイタリアで、中でもプーリア州のスコッラーノはイタリアを代表するルミナリエの一つでもあります。でも、スコッラーノのサンタ・ドメニカ祭、どうしてきらびやかなイルミネーションとともに祝うのでしょうか??? 言い伝えによると、南イタリアでもまだペストが流行していた1600年頃、スコッラーノに住むある老女の夢枕に聖女サンタ・ドミニカが現れ、スコッラーノの人々をペストから救うことを約束したそうです。 そして、もし病気が回復したならば、その家の窓にはランプの明かりを灯してほしいこと、7/6を記念日として祝って欲しいと伝えたとのこと。その後、スコッラーノの町は瞬く間に灯りでいっぱいになり、人々はペストから回復し、サンタ・ドメニカに感謝するため7/6の前後に灯りをともして祝うようになったようです✨※7/6は彼女が処刑され守護聖人となったと伝わる日とのこと。 歴史あるワイナリー「ドゥーカ・カルロ・グアリーニ」 そんなスコッラーノの町で、サンタ・ドメニカの奇跡が起こる1600年よりはるか前、1114年からワインを造る歴史あるワイナリーがドゥーカ・カルロ・グアリーニです。彼らが生み出す最高のプリミティーヴォ・ワインが「Boemondo(ボエモンド)」。 ボエモンドは、初代プーリア公の息子である騎士の名前です。なんと、ワイナリーの祖先は、11世紀にボエモンドと一緒に十字軍遠征で戦っているとのこと!!!容姿端麗で勇敢な騎士「ボエモンド」のようなワインであることから、彼の名前をこのプリミティーヴォに付けたとのこと。なるほど…飲んでみれば、その理由も納得。ブドウ本来の力強さがありながら、可憐で素晴らしい余韻が長く続く、まさに、騎士の名を冠するに相応しいプリミティーヴォです! Boemondo(ボエモンド)について詳しくはこちら