生食用とワイン用ブドウ
ブドウは大きく分けて、そのまま食べて美味しい生食用ブドウとワインを造るのに向いているワイン用ブドウとに大分されます。
皆さんが日本のスーパーでよく見かけるシャイン・マスカットは生食用(英語だとTable grapes)、甲州や マスカット・ベーリーAなどワインボトルに品種名として記載されているブドウはワイン用のブドウです。ちなみに、こちらも日本のスーパーでよく見かけるブドウの一つですが、「巨峰(きょほう)」はそのまま食べても美味しく、またワインにもなる珍しい品種です🍇
皆さん、ワイン用のブドウ、食べられるのか?食べて美味しいのか?、気になりませんか?
実は、完熟したワイン用ブドウは生食用と同じくらいとっても甘くて美味しいんです!生食用とワイン用ブドウを比較すると、近年は品種改良が重ねられていることもあり、次のような違いがあります(主な特徴の違いなので、品種によって差があります)。
●生食用…そのまま食べて美味しい!と感じるように、ブドウ1粒のサイズが大きく「果肉」が占める割合が大きい。皮は薄め、種は小さいまたは無い場合も多く、酸味が比較的控えめ。
●ワイン用…ワイン造りに重要なタンニンと酸味備えており、ブドウ1粒のサイズは比較的小粒、果皮は厚め、種も生食用よりは大きい。
プーリア州のブドウたち
プーリア州に限らず、イタリアの生食用ブドウは日本のスーパーで見かけませんが(チリ産のブドウはスーパーでも見かけますが)、現地では、日本と同じようにワイン用だけでなく生食用ブドウもたくさん栽培されていて、スーパーでも生食用ブドウは良く見かけます。
このページ上部にある写真のブドウ(黒ブドウ)は、「Summer Royal(サマー・ロイヤル)」という、なんとも素敵な名前の生食用ブドウです。大きいですよね!
そして、しっかり熟したブドウはとっても甘くて美味しい!
夏〜秋にプーリアへ旅行の際には、ワインだけでなく、スーパーや果物屋でぜひ買ってみてくださいね♬